私は、変革はかんたんなものだと考えています。なぜなら0点から1点も変革に変わりはありませんから。下手に100点満点なんて目指すから、計画段階で頓挫してしまい、まったく達成できないわけです。
たとえば野球で打率10割は不可能で、3割で名打者と呼ばれるわけですから、立派な企業でも10～20点、世界に名だたる企業で30点くらいだと思ってください。
実際私は、前職 で「100点じゃなく、まずは10点取りましょう」と呼びかけ、変えられるものはどんどん変えるように促しました。結果、「変われる、本当に変わる」と達成感を抱くことで、自らの力でセンセーショナルな変革を実現できたのです。
言葉いかんによって、そのアウトプットが劇的に変わる「人」は、経営資源における最大の差別化要因。だから私は、その「人で勝つ」経営を掲げ、人事をやっています。
変革は難しくない。100点満点を狙うから難しいだけ。
人事の相手は「普通の人」なのに、「普通の人」に理解できない制度を作ってしまう。
20世紀は「強い」企業が勝ったが、21世紀は「強くて良い」企業が勝つ。
リーダーシップ育成のポイントは、セルフリーダーシップ。
人事戦略はゴールがあって初めて作られる。
優秀であれば、男性も女性も関係ない、動物でもいいんだよ。
グローバル化もダイバーシティ。最高に強くなって世界で勝つための手段。
日本のフォロワーシップは世界一。それにふさわしいリーダーシップを。
21世紀は、デジタルの時代だからこそコピーしづらいものが価値を持つ。
